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kashida(樫田森)

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歩こう関東の自然と歴史
私がいつも歩いている関東の自然、歴史、本などを中心に日々のできごとをつづっていきたいと思いますのでヨロシク(関東以外の話題も少し混じっています) kashida's blog about nature and history of Japan
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東海道線から見た相模湾
DSCF3241.jpg

現在、湯河原に仕事で行っています。写真は根府川〜真鶴間の車窓です。

この辺は、3つのプレートが接している上、陸同士がぶつかっているという世界的にも珍しいところです(珍しいというよりもはや大変なところといえるかも)。

前方は真鶴半島で(この半島上には古い火口がいくつもあるそうです)、その左側の海底は大きな崖になっていて、「西相模湾断裂」といわれています。この断層は約70年毎に起きる小田原地震の原因となっていると考えられています。

3.11の大震災以来、日本列島にかかる力の状態が一変したと言われています。私は熱海に泊まっていたのですが、微小な揺れを何度も感じました。調べてみると、震災以来伊豆半島北部にかかる力が大きくなっていて、地震がおきやすくなっているとのことです。この辺のことも追求していこうと(間に合うといいのですが)思います。


テーマ:博物学・自然・生き物 - ジャンル:学問・文化・芸術

奈川村からみた乗鞍岳


近況ご報告します。最近は梓川流域(上高地、乗鞍、奈川、島々など)の調査に行っています。

写真は奈川村から見た乗鞍岳です。乗鞍岳は北アルプスから御岳にかけて並ぶ乗鞍火山列の中央にある大規模な成層火山で、100万年前から活動を開始し、最後にマグマを噴出したのは今から2000年くらい前と言われています。ただ、現在でも噴気を出しているところがあり、活火山に分類されています。標高は3000mを超えます。

撮影したのは10月20日ころで、カラマツが色づき始めていますが、今は真黄色になっていると思われます。
上高地も紅葉はもう終わって葉も落ちていました。確か今日(11月15日)閉鎖されると思います。

また明日からこの現場に行きます。

                                                   奈川村ミヤ沢


テーマ:博物学・自然・生き物 - ジャンル:学問・文化・芸術

台風災害の爪痕 天竜
先日まで旧天竜市内に出張でした。

台風の直撃直後で、土石流が各所で発生、道路が寸断されました。

DSCF2607.jpg
IMG_0051.jpg

また、この地区は林業が盛んで、立派な杉の大木が多いのですが、これが軒並み倒れて道路に飛び出し、通行止めとなり、各所で電柱をなぎ倒して停電になりました。




IMG_0184.jpg


天竜地区の植林は、日本でも有数の美林なのですが、何十年もかけて育てた木がこんなことになって林業家はさぞかし無念だろうと思います。

この地区の地質は、紀伊半島と同じで、フィリピン海プレート沈み込みにともなって形成された岩盤で、プレート運動が現在も続いているため、隆起速度が日本で最も大きく、岩盤は非常にもろくなっています。
(東海地震もこの運動によって起こる)

ただ、別の言い方をすれば、これは通常の地形形成のプロセスであり、歴史上も何度も起こったことだと思います。
遠からず復旧すると思います。

DSCF2567.jpg

天竜地区では、この写真のように山腹に人家が点々と散在しています。古文書によれば、平安鎌倉時代のころに山伝いに人々がやってきて定着したようです。実はこういうところは古い地すべり地なのですが、今回はあまり被害を受けていません。昔の人はそういうこともわかっていたのかもしれません。







テーマ:地震・天災・自然災害 - ジャンル:ニュース

紀伊半島大水害について
先日、紀伊半島で大水害が発生しました。
私にとっては、あの辺はなじみ深い場所で、大学生の時、地質調査をするため、一人で山奥で3ヶ月も生活したところなのです。



これは旧熊野川町の日足地区の惨状です。ここは旧熊野川町の中心で町役場のあったところです。
おそらくこの標識の下あたりに国道168号線があるものと思われます。

↓は災害前です。

hitari2.jpg

いかに水位の上昇がすさまじかったかがわかります。

私はここから10Kmくらい山に入った集落に下宿していました。(小口集落といいます)
さらにその山奥に小さい集落が点々と散在していました(各集落に児童10人未満の小学校がありました)。

当時は日足に出なければ新宮方面にいけませんでしたが、その後、古座川や那智勝浦方面へ道路が開通したと聞きました。(といってもすさまじい山岳林道ですが)

おそらくあの状況ですから、その道もやられているでしょう。それこそ山の上を通っている熊野古道を通って歩いて入るしかないのではないでしょうか。そんな状況が本宮や十津川方面にまで広がっているのですから、到達するのは東日本大震災よりも困難な気がします。

小口あたりの人々がどうしているかとても心配です。下宿先のおばさんが「自然ほどおそろしいものはないわ」と言っていました。そのときはピンとこなかったのですが、その意味がわかりました。


今回の災害では「深層崩壊」が多発したため、被害が大きくなったとのことです。↓

20110906-058514-1-L.jpg

本来この辺の岩盤は、硬い岩石なはずですが、そのようなところでは深層崩壊がおこるとは考えにくいです。また、発表された写真を見ると、地質はカチカチの岩盤には見えません。恐らく断層破砕帯か、古い地すべり地がすべったものと思われます。私の地質屋としてのカンでは、地質調査によって、ある程度危険箇所は把握できるような気がします。

紀伊半島と同じような地質は、関東地方から中部、近畿、四国に連続しています(四万十帯という)。この山はフィリピン海プレートの移動する力によって圧縮されて隆起し、今でもそれが続いているので断層が多く、崩壊を起こしやすいのです。

日本中で同じような災害が起こるものと考え対策をたてる必要があるでしょう。






















テーマ:地震・天災・自然災害 - ジャンル:ニュース

鹿島橋


先日、川下り船が転覆するという事故があったところです。天竜川が山地から平野部に出るところで、そこにこの鹿島橋が架かっています。鹿島橋は戦前の鋼トラス道路橋で最長なのだそうで、重要な近代遺産です。ちょっと写真では小さいですが流麗な形です。


私は毎年夏ごろこの辺の仕事があるので事故と聞いてすぐここだとわかりました。ただ、写真で見るように非常にゆったりとした流れなので、転覆したのが不思議でした。ただ写真の鹿島橋の付近では右岸側の水深がかなり深いように思います。


もっと上流に行くと↓のように浅くなり、釣り人が川の真ん中に立って釣りをしていました。

DSCF7069.jpg


こんなところでも子供やお年寄りには危険なのでしょう。救命胴衣がいかに大切かわかります。


                                                        旧天竜市二俣 



テーマ:史跡・歴史的遺物 - ジャンル:学問・文化・芸術

浜離宮庭園


徳川家が造った庭園(大名庭園)で、東京では主要な庭園のひとつです。
珍しいのは、海水を引き込んだ池があることです。
意外と高層ビルや東京タワーとマッチしています。


庭園の周囲にはタブノキなどの鬱蒼とした自然林があります。↓

DSCF2136.jpg

東京都区内では最も立派な自然林のひとつだと感じました。

このチョウがたくさん飛び回っていました↓
250px-Common_Bluebottle_Osaka.jpg
(アオスジアゲハ-wikipediaより)

これはアオスジアゲハといって、東南アジアを中心に生息するものです。幼虫がクスノキ科の樹木の葉を食べるのでここにも生息するようです(タブノキはクスノキ科)




テーマ:史跡・歴史的遺物 - ジャンル:学問・文化・芸術

新ブログ始めました
ブログのタイトルは
環境とエネルギーを考える です。内容はタイトルどおりで、今回の震災を機にこの問題について考えてみようと思いました。当ブログと内容が重複することもあるかと思いますがよろしくおねがいします。

テーマ:お知らせ - ジャンル:ブログ

旧石器時代からの関東の植生変化


いま、地球史が語る近未来の環境という本を読んでいるのですが、面白い図があったので、ご紹介します。

左側のグラフが約12万年前からの気温変化の曲線、右側が花粉分析による植生の変化です。
約2万年前ころが、氷河期の最盛期で海面は現在より140mも低く、日本は大陸とつながっていました。


その前に暖かかったのは12万年前ころで、関東地方は全部海でした(古東京湾)。
それから、徐々に寒冷化し、氷河期にいたるのですが、おそらく5万年前くらいに初めて大陸から人間が日本列島にやってきたものと思われます。


右側のグラフで目を引くのは、1万2千年前ころを境に植生ががらっと変わっていることです。1万2千年前以降はアカガシ亜属(常緑広葉樹)が発展し、おおむね現在の植生に近くなるのですが、それ以前の氷河期はトウヒやマツ属の単維管束亜属(ゴヨウマツなど)が関東の台地上に繁茂していました。これらの樹木は現在は八ヶ岳などの山岳部に生えており、千葉や東京の台地がそんな森林だったとは想像を絶するものがあります。


また、氷河期にはブナも少なく、乾燥していて厳寒な気候だったと思われ、旧石器時代人が食料を得るのは大変厳しかっただろうと思います。


このグラフから、気候変動というのは、人間の影響がなくても激しくおこるものであることがわかります。






トキワツユクサ


最近は遠出する機会がないので、自宅の近辺を歩いています。林の中で写真の白い花の群落を見ました。

調べるとこの花はトキワツユクサといって、南米原産の帰化植物だそうです。ムラサキツユクサ属に所属するそうで、第三紀ころ(数百万年前)に、アジアでムラサキツユクサと分岐した植物の子孫がベーリング陸橋を通って南米に至ったのでしょうか。

この種は、要注意外来生物に指定されているらしく、生態系に悪影響が懸念されているようです。日本の平野部は外来種だらけです。

                                                    我孫子市船戸

テーマ:花の写真 - ジャンル:写真

棚田


また徳山に行ってきました。この辺は緩い斜面の上に、棚田が分布しています。このような自然度の高い水田はいろいろな生物の宝庫で、生物多様性保全という点で注目されています。


                                                       山口県周南市

テーマ:博物学・自然・生き物 - ジャンル:学問・文化・芸術

中津川第一発電所


昨年秋山郷の現場へ行ったときに撮影しました。
東電の中津川第一発電所です。

中津川の上流の切明温泉で取水し、15kmのトンネルを通して発電所の上方から一気に落下させて発電しています。
施工は大正13年なのでもう85年になります。原発に比べて長寿命です(これからずっと使えそうです)。
(しかしあんな断崖絶壁のところをよく掘ったものです。かなり悲惨な労働環境だったようです)

出力は12.5万kwで、これもかなりのものです。詳しくは↓

http://www.suiryoku.com/gallery/niigata/nakatgw1/nakatgw1.html

原発事故の後、代替エネルギーについていろいろ議論されていますが、私は水路式発電が最も有力な気がします。渓流は日本中いたるところにありますし、ダムに比べて自然破壊が少ないです。

あと、なぜか廃止された水路式発電所を各地でよく見かけます。
これらも復活させてはどうでしょうか。確か水力が最も発電コストが安いと聞いたことがあります。


こんな記事もありました。↓
水力発電所「栃川発電所」の新規開発計画について

中津川上流域で47年ぶりに水路式発電所が新設されたそうです。
                                                新潟県津南町

テーマ:環境・資源・エネルギー - ジャンル:政治・経済

内浦山県民の森


4月の末に数日館山の仕事があり、帰りは房総半島を縦断して帰ってきました。
ルートは小湊〜内浦山〜麻綿原〜養老渓谷を通りました。

内浦山県民の森は、植生の自然度が高く、照葉樹からさまざまな落葉樹、モミなどの針葉樹も見られ(写真の右側の木)、大変景色の良いところです。いろいろな種類の動物もいそうなので、また来てみたいです。(ただ夏はヒルがいるので注意)

房総でも本当に自然度が高いのはここと清澄くらいではないでしょうか。

                                                  鴨川市内浦山

テーマ:自然の写真 - ジャンル:写真

3.11大震災について
大変お久しぶりです。

2月の末から3月末まで山口県の徳山に現地調査の仕事に行っていました。
ちょうど3月11日は、現場が休みで、徳山の半島部の大華山というところでハイキングをしていました。
春の瀬戸内海はのどかで、平和そのものでした。DSCF1657.jpg

ちょうど3時ころ宿に帰ってネットを見ると、大きな地震が起こったとのニュースが。
そしてテレビをつけると津波の映像が...

これを見て、これは戦後最大の災害になると思いました。
その後の経過はみなさんご存知のとおりです。

あれ以来、ずっと考えていましたが、原発の事故も含めて、今回の災害は自然を甘く見た人間への自然からの警告(逆襲?)であり、生き方を変えなさいと言われているような気がします。

私は、防災関係の仕事をしていますが、今回の災害を見て、危険な箇所に住宅などを(原発もそうです)どんどん造っていることが被害を大きくしていると感じました。今後はそういう面での情報も発信していきたいと思います。

また、私は以前、環境やエネルギー問題に興味があり、原発の危険性なども知っていましたが、日本では大きな事故もなかったことから、つい忘れてしまっていましたが、あのように環境中に大量の放射性物質を撒き散らしたことは、自然を愛するものとして到底許すことのできないことで、今後ずっと監視していかなければとおもいます。






テーマ:東北地方太平洋沖地震~The 2011 off the Pacific coa~ - ジャンル:その他

岩屋古墳


最近古墳に凝っていまして、印旛沼北岸の竜角寺古墳群にいってきました。
これは岩屋古墳で方墳としては日本最大です(一辺78m、高さ13m)。
ミニピラミッドといった感じです。

7世紀半ばの築造で(大化の改新のころか)、印波国造一族の墓らしいです。

DSCF1493.jpg

石室は写真のような貝化石を含む砂岩(この付近のもの)で造られています。

                                    千葉県栄町   

テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

前方後円墳


手賀沼の北岸に古墳があるということなので行って見ました。

すると、見事な前方後円墳でした。
説明板によれば、全長は89mで、東葛地区で最大の前方後円墳だそうです。
出土品によれば、時期は西暦400年前後だそうで、ヤマト政権が成立して
まだ間もないころのようです。(応神天皇のころか)

もうその時期にヤマト政権の支配がこの辺まで及んでいたことがわかります。


大きな地図で見る

地図の水神山古墳です。

DSCF1451.jpg

手賀沼から見ると台地のへり(↓のところ)にあります。
恐らくこの辺の豪族が、手賀沼を航行する船に見せ付けるために古墳を造ったと思われます。

私は前方後円墳を目の前で見たのは初めてで、とても感激しました。
北総地区は古墳の宝庫らしいのでいろいろしらべてみようかと思います。

                                  我孫子市高野山


テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

信濃川段丘群


信濃川の中流部、魚沼地域では広大な河岸段丘が発達します。
写真は信濃川の支流の清津川とさらにその支流の釜川の合流点です。

写真の中央に清津川と釜川により形成された段丘が何段か見えます。
その奥の(釜川の向こう側の)平たい面は、旧信濃川によって形成された段丘です。

いずれも見事に平坦で、自然の彫刻といえます。

                                      新潟県旧中里村




テーマ:自然の写真 - ジャンル:写真

草燃える


最近昔の大河ドラマのDVDを借りてきて見ています。
面白かったのはこの「草燃える」(1979年)です。
ストーリーは源平の戦いから承久の乱までを、北条政子を軸に描いたもので、最近の大河とは違って奇麗事でないドロドロとした権力闘争を見せてくれます。出演者もアクの強い人ばかりで迫力があります。

特に得体の知れない頼朝(石坂浩二)、ひ弱な若者から権力の亡者に変貌する義時(松平健)、悲劇の将軍頼家(郷ひろみ)、これが出世作となる滝田栄の迫力の演技、などが見ものです。


また鎌倉に行ってみたくなりました。

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NHK大河ドラマ総集編 草燃える [DVD]

テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

万世橋駅跡


中央線で御茶ノ水駅を出て東京に向かうと、万世橋(写真)の手前に高架の広がっているところがあります。これが旧万世橋駅の跡で、美しい煉瓦造アーチ橋です。

万世橋駅はかつては中央線の始発駅で、東京駅のような立派な駅舎があったそうですが、東京〜万世橋間が大正8年に開通したため乗客が減少し、昭和18年に廃止されたそうです。

                                     
                                 千代田区神田須田町




テーマ:建造物 - ジャンル:写真

雲海に覆われた魚沼平野


石打付近では晩秋の朝、オープン前のスキー場からこのような景色を見ることができます。
降水量が多いため地表付近が湿っているからでしょうか。


                                      南魚沼市石打

テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真

那珂川に遡上したサケ


先日茨城栃木県境付近に天体観察に行ってきました。

帰る途中、那珂川に降りてみるとサケがたくさん泳いでいました。
ただ、じっとして動きません。産卵も済んで死を待つのみなのかもしれません。

途中水門やダムがないので遡上しやすいのでしょうか。

                                     常陸大宮市那珂川大橋付近

テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真