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kashida(樫田森)

Author:kashida(樫田森)
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歩こう関東の自然と歴史
私がいつも歩いている関東の自然、歴史、本などを中心に日々のできごとをつづっていきたいと思いますのでヨロシク(関東以外の話題も少し混じっています) kashida's blog about nature and history of Japan
紀伊半島大水害について
先日、紀伊半島で大水害が発生しました。
私にとっては、あの辺はなじみ深い場所で、大学生の時、地質調査をするため、一人で山奥で3ヶ月も生活したところなのです。



これは旧熊野川町の日足地区の惨状です。ここは旧熊野川町の中心で町役場のあったところです。
おそらくこの標識の下あたりに国道168号線があるものと思われます。

↓は災害前です。

hitari2.jpg

いかに水位の上昇がすさまじかったかがわかります。

私はここから10Kmくらい山に入った集落に下宿していました。(小口集落といいます)
さらにその山奥に小さい集落が点々と散在していました(各集落に児童10人未満の小学校がありました)。

当時は日足に出なければ新宮方面にいけませんでしたが、その後、古座川や那智勝浦方面へ道路が開通したと聞きました。(といってもすさまじい山岳林道ですが)

おそらくあの状況ですから、その道もやられているでしょう。それこそ山の上を通っている熊野古道を通って歩いて入るしかないのではないでしょうか。そんな状況が本宮や十津川方面にまで広がっているのですから、到達するのは東日本大震災よりも困難な気がします。

小口あたりの人々がどうしているかとても心配です。下宿先のおばさんが「自然ほどおそろしいものはないわ」と言っていました。そのときはピンとこなかったのですが、その意味がわかりました。


今回の災害では「深層崩壊」が多発したため、被害が大きくなったとのことです。↓

20110906-058514-1-L.jpg

本来この辺の岩盤は、硬い岩石なはずですが、そのようなところでは深層崩壊がおこるとは考えにくいです。また、発表された写真を見ると、地質はカチカチの岩盤には見えません。恐らく断層破砕帯か、古い地すべり地がすべったものと思われます。私の地質屋としてのカンでは、地質調査によって、ある程度危険箇所は把握できるような気がします。

紀伊半島と同じような地質は、関東地方から中部、近畿、四国に連続しています(四万十帯という)。この山はフィリピン海プレートの移動する力によって圧縮されて隆起し、今でもそれが続いているので断層が多く、崩壊を起こしやすいのです。

日本中で同じような災害が起こるものと考え対策をたてる必要があるでしょう。






















テーマ:地震・天災・自然災害 - ジャンル:ニュース

3.11大震災について
大変お久しぶりです。

2月の末から3月末まで山口県の徳山に現地調査の仕事に行っていました。
ちょうど3月11日は、現場が休みで、徳山の半島部の大華山というところでハイキングをしていました。
春の瀬戸内海はのどかで、平和そのものでした。DSCF1657.jpg

ちょうど3時ころ宿に帰ってネットを見ると、大きな地震が起こったとのニュースが。
そしてテレビをつけると津波の映像が...

これを見て、これは戦後最大の災害になると思いました。
その後の経過はみなさんご存知のとおりです。

あれ以来、ずっと考えていましたが、原発の事故も含めて、今回の災害は自然を甘く見た人間への自然からの警告(逆襲?)であり、生き方を変えなさいと言われているような気がします。

私は、防災関係の仕事をしていますが、今回の災害を見て、危険な箇所に住宅などを(原発もそうです)どんどん造っていることが被害を大きくしていると感じました。今後はそういう面での情報も発信していきたいと思います。

また、私は以前、環境やエネルギー問題に興味があり、原発の危険性なども知っていましたが、日本では大きな事故もなかったことから、つい忘れてしまっていましたが、あのように環境中に大量の放射性物質を撒き散らしたことは、自然を愛するものとして到底許すことのできないことで、今後ずっと監視していかなければとおもいます。






テーマ:東北地方太平洋沖地震~The 2011 off the Pacific coa~ - ジャンル:その他